§6.扇型磁極面により作られる磁界
1)磁界の表式
Fig.11で示されたように固有座標径に於いて、開き開始角度から終了角度、内径Ri、外径Roで定義された扇型の磁極面が円筒座標系の点 に作る磁界を計算する。 円筒座標径で、扇型上の点(r , θ , 0)に位置し微小角度dθ、微小径方向長さdrを持った微小要素を ds とする。 座標原点O からdsまでのベクトル はX-Y-Z座標系で表すと、
またdsの面積は
となる。また、dsから点迄を結んだベクトルを とすると、
となり、距離 r` は
式(6-1)
となる。
また微小要素の磁極面の磁荷 dm は、磁石の残留磁束密度をBr とすると
微小要素dsによって点に作られる磁界 はdsから点を結ぶ方向を向いたベクトルで 以下の様に表せる。
従って、全ての扇型磁極面からの磁界への寄与は扇型全体に積分する事により求められ
となる。これをの各成分で表せば
式(6-2)
式(6-3)
式(6-4)
となる。
Publication Date:16May2015 updated:31Jan2018
Author:Nobuo Kojima
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