§12.全体座標系と固有座標系
1)座標系の回転
Fig.19に示したように全体座標系XYZ において X軸の周りに角度の回転を行った後、回転後の座標系の 軸の周りに角度 の回転を行い、更にその回転後の座標系 の
軸の周りに角度 の回転を行い、座標系
になったとする。全体座標系XYZの点 は座標系XYZに固定しているとして、各回転後の座標系
、
、
で
,
,
と表されるとする。
Fig.20に夫々の軸、、 の周りに座標系を回転させた時の各軸の方向を向いた単位ベクトルの関係を示した。
をX,Y,Z軸方向の単位ベクトルとし、
をX’,Y’,Z’ 軸方向の単位ベクトルとするとX軸の周りに角度
の回転させた時Fig.20 より
式(12-1)
式(12-1) を , , について解くと
式(12-2)
また、点Pの座標はXYZ座標系でと表されるので式(12-2)を用いて
=
=
=
=
式(12-3)
従って
式(12-4)
逆に解くと
式(12-5)
次にY’ 軸の周りに 回転させるとFig.20 より
式(12-6)
式(12-6) を, , について解くと
式(12-7)
また、Pの座標はXYZ座標系で と表せるので式(12-7)を用いて
=
=
=
=
式(12-8)
従って
式(12-9)
逆に解くと
式(12-10)
式(12-6)で を 式(12-1)を用いて で表すと
式(12-11)
また、点Pの座標の式(12-3)は 式(12-7)を用いて
=
式(12-13)
最後に 軸の周りに 回転させるとFig.20 より
式(12-14)
式(12-14)をについて解くと
式(12-15)
また、Pの座標はXYZ座標系で と表せるので式(12-15)を用いて
=
=
=
=
式(12-16)
従って
式(12-17)
逆に解くと
式(12-18)
また式(12-14)は、 について式(12-11)を用いると
式(12-19)
式(12-19)を逆に について解く。その時式(12-2) , 式(12-7) , 式(12-15)を用いる。
式(12-20)
式(12-13)は式(12-15)を用いると
=
式(12-21)
となる。
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公開日:2011年3月27日 更新日:2023年10月16日
作成者:児島 伸生
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