§12.全体座標系と固有座標系
4)座標系の回転と平行移動(全体座標系と固有座標系)
4-1.ベクトル形式での考察
全体座標系 と、そのX,Y,Z軸の周りに 回転させ、 平行移動させたローカル座標系 の関係を調べる。Fig.22にとの関係を図示した。
原点を に平行移動した座標系 の座標軸の単位ベクトル は
式(12-38)
が成り立ち、同様にX,Y,Z軸の周りに 回転後の単位ベクトル はローカル座標系 の単位ベクトル と
式(12-39)
の関係が成り立つ。
従ってローカル座標系 で で現わされる点は 全体座標系 O では
式(12-40)
式(12-9)を用いて を で現わすと式(12-32)の後半は
=
式(12-41)
従って 式(12-32) は で現わす事ができる。 の各係数を比較して
式(12-42)
次に逆変換を考える。Fig. 22より
式(12-43)
式(12-11)を用いて、 を で現わすと
式(12-44)
従って
式(12-45)
となる。
4-2.行列形式での考察
式(12-42)は行列形式で
式(12-46)
と表せる。ここで は、平行移動を表す行列で
式(12-47)
である。
実際式(12-45)の右辺において式(12-34)を用いると
式(12-48)
となり式(12-42)となる事が確認できる。
次に式(12-45)の両辺の右側から を掛ける。
式(12-49)
である事、及び
式(12-50)
を用いると
式(12-51)
すなわち式(12-45)を逆に解くと
式(12-52)
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公開日:2011年3月27日 更新日:2023年10月16日
作成者:児島 伸生
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