§18.減磁曲線の温度依存性
1)ネオジム磁石の場合
Fig.18-1にネオジム磁石の代表的な減磁曲線を示す。ネオジム磁石は一般に残留磁束密度Brは温度が上がると減少し、その温度係数は
式(18-1)
となる。
同様に保磁力 Hcj も温度が上昇すると減少し、その温度係数は
式(18-2)
となる。
また、外部磁場の変化に応じて磁石の動作点が変化する場合のB-H履歴曲線をリコイル線と呼びB- H減磁曲線の内側に入るマイナーループとなる。ネオジム磁石の場合、ループは十分に細いため直線で近似し、またその傾きは、B-H曲線の直線部の傾きとほぼ一致している。ネオジム磁石の場合 このリコイル透磁率は
式(18-3)
となる。
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公開日:2014年8月16日 更新日:2023年10月16日
作成者:児島 伸生
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