§2.チャージモデルの考え方

1)各種磁石の減磁曲線と磁石の基本磁気特性

式(1-61)により、磁場を表す表式が求められた。磁化された磁性体として、フェライト磁石、サマリウムコバルト磁石、ネオジム磁石等において磁石内の磁化 M を一定と考えるのがチャージモデルである。実際一定と考えてもチャージモデルから計算される計算値は、実測値と大変良い一致を示す事がわかっている。Fig.6にこれらの磁石の代表的な減磁曲線を示す。各減磁曲線おいてH=0の時のBの値を残留磁束密度と呼び Br と表す。Fig.6で各B-H曲線は実線で4πM-H曲線は破線で示されている。B-H曲線上でB=0の値を保磁力Hcbと呼び、4πM-H曲線上でB=0 の値を保磁力Hcjと呼ぶ。

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公開日:2011年1月15日     更新日:2023年10月16日
作成者:児島 伸生
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