§3.四角型磁極により作られる磁界
2)積分の実行
数学公式Ⅰ(岩波全書) の以下の不定積分公式を利用する。
式(3-7)
式(3-8)
ここで
とおき x に関する積分を t または u に関する積分に置き換えて考えると式(3-4`),(3-6`)の t または u に関する積分が公式(3-7)、(3-8)を利用して実行できる。
以下先ずHxについて考える。
1) Hxの計算
式(3-4`) は 積分公式 式(3-8) を用いると、t に関する積分が実行できる。
式(3-9)
次に 数学公式Ⅰ(岩波全書) の以下の不定積分公式を利用する。
式(3-10)
式(3-10)より u に関する積分も実行できて 式(3-9) は
式(3-11)
2) Hyの計算
次に 式(3-5`) も同様に積分公式 式(3-8) を用いると、u に関する積分を実行し、その後公式 式(3-10) を用いて 更に t に関する積分を行う。
式(3-12)
3) Hzの計算
同様に 式(3-6`) は 積分公式 式(3-7) を用いると、u に関する積分が実行できる。
式(3-12)
式(3-13)
次に 数学公式Ⅰ(岩波全書) の以下の不定積分公式を利用する。
式(3-14)
ここで とおき、xに関する積分をtに関する積分に置き換えて考えると 式(3-13) の t に関する積分を実行する事ができ
式(3-15)
となる。
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公開日:2010年1月15日 更新日:2023年10月16日
作成者:児島 伸生
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